高齢者の便秘改善対策

高齢者の便秘改善対策とは?

高齢者,便秘改善対策

 

高齢者になると便秘になりやすくなると言われております。

 

また、女性も便秘になりやすいため、高齢者の女性は特に便秘に悩まされている方が多いと言えます。

 

高齢者が鳴りやすい便秘のタイプと原因、それから便秘を改善するためにはどうすればいいのか?

 

その対策についてまとめてみました。

 

■高齢者の便秘改善対策とは?

 

高齢者に多い便秘だと言われているのが

 

弛緩性便秘

直腸性便秘

 

この2つのタイプの便秘だと言われております。

 

弛緩性便秘は腸の蠕動運動(食べたものを排便まで送り出す腸の働き)の低下によって引き起こされやすい便秘です。

 

これは高齢による食欲の低下などで少食になったり、水分が不足する事が原因だと考えられています。

 

また、薬の副作用によるものも原因の1つだと言われております。

 

直腸性便秘は、大腸の出口に当たる直腸に便が溜まる便秘です。

 

この場合、高齢による腹筋の衰えで、排便の際いきむ力が弱まっている事が考えられます。

 

高齢者の方が便秘を改善するための対策は、

 

水分を多くとる

冷たい水で手を洗う

 

この2つの対策が有効だと考えられております。

 

水分を多くとる

 

高齢により、食欲が低下してしまうと小食になりがちです。

 

また、頻尿によって水分を取る事を控えがちになってしまいますから、水分も不足しがちになります。

 

小食になると便が作られなくなり、また腸の蠕動運動の機能が衰えてしまいます。

 

また、便のほとんどが水分で出来ていると言われています。

 

重さにおいては70%から80%が水分であると言われています。

 

そのため、便の水分が70%を下回ると、カチカチの便になってしまいます。

 

カチカチの便になると、便がスムーズに腸内で進みにくくなりますので、結果便秘になりやすくなります。

 

冷たい水で手を洗う

 

冷たい水で手を洗う事も、便秘改善の対策になると言われています。

 

腸の働きは自律神経に大きく関わっております。

 

自律神経は活発な動きをしている時に働く交感神経と、リラックス状態の時に働く副交感神経があります。

 

腸の働きを活発にするためには副交感神経の働きを活発にさせる必要があります。

 

高齢になると、副交感神経の働きが低下していくと言われております。

 

加齢による副交感神経の働きの低下もまた、便秘の原因の1つであると言えます。

 

冷たい水で手を洗うと、交感神経の働きが活発になり、血管が収縮します。

 

すると、しばらくして副交感神経の働きが強くなっていきます。

 

交感神経⇒副交感神経⇒交感神経⇒副交感神経

 

冷たい水で手を洗う事で、このようなサイクルに持って行きやすくなります。

 

このように自律神経のバランスを整える事で、副交感神経の働きが活発になるため、便秘改善の対策になります。

 

ちなみに、冷たい水と温かい水のお風呂に交互に入る温冷浴も腸の働きを活発化する事が可能だと言われております。

 

しかし、高齢の方にとっては負担が強く、あまりお勧めできない方法であると言えます。

 

また、冷たい水でいきなり手を洗うのもあまりよろしくありません。

 

特に冬場は水が非常に冷たいため、急に冷たい水で手を洗うと体に負担がかかります。

 

そのため、最初は温かいお湯にして、徐々に冷たくする方法がベストであると言えます。



ホーム RSS購読 サイトマップ