便秘による腹痛や嘔吐する原因とは?
便秘になると、腹痛が起きる場合があります。
また場合によっては嘔吐する事もあります。
便秘による腹痛と嘔吐の原因について調べてみました。
まず便秘による腹痛の原因は、腸内に便が溜まる事で、腸の内側に便が硬くなって詰まり、それが原因でお腹が痛くなると言われています。
便が出ない事で腸内の圧力が上がり、また硬い便が腸内を通過するため痛みを伴うのが原因だと言われています。
それが悪化すると糞便(ふんべん)腸閉塞と呼ばれる病気になり、入院したり手術が必要になる場合があります。
また、便秘になると、便秘薬(下剤)を使用する方も少なくありません。
下剤にはタイプがあり、刺激性の下剤を使用すると、下痢になり激しい腹痛をともなう場合があります。
このように、便秘になると硬くなった便が腸内を通る時にお腹が痛くなったり、下剤による腹痛が考えられます。
次に、便秘による嘔吐の原因についてまとめてみました。
■便秘による嘔吐は器質性便秘の可能性がある
便秘が原因でおう吐する機会が増えている場合、器質性便秘である可能性が高いと言えます。
便秘には大きく分けて機能性便秘と器質性便秘があります。
便秘のほとんどが機能性便秘であり、生活習慣に問題がある場合によく発症する便秘です。
一方で器質性便秘の場合、胃や大腸の消化器官に直接問題がある(以上がある)場合に発症します。
消化器官に異常があるため、嘔吐する場合が増えていると言っても過言ではありません。
器質性便秘の場合、腹膜炎や腸ねん転、腸閉塞、大腸がん、潰瘍性大腸炎などの重大な病気になっている可能性があります。
もし、便秘がひどくて嘔吐する場合は、器質性便秘である可能性が高いため、すぐに病院に行って検査を受ける事が大切になります。
■最後に
便秘になると、腹痛が起きる方は多いです。
この場合、便秘による硬い便が腸内を通る事でお腹が痛くなるのが原因です。
また、便秘がひどくて嘔吐してしまう時があると、深刻な状態であると言えます。
この場合は、胃や腸などの消化器官事態に異常があり、それが原因で気持ち悪くなり嘔吐している可能性が高いからです。
もし便秘が悪化していてお腹が痛くなる時間が増えたり、場合によっては気持ち悪くなり吐き気を伴う場合、すぐに病院に行って治療を行う事が大切になります。
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