蠕動運動(ぜんどううんどう)と大蠕動(だいぜんどう)の違いとは一体?
お通じが良い方は「大蠕動(だいぜんどう)」が起きやすいと言われております。
逆にお通じが悪い(便秘)方は、大蠕動が起きないと言われております。
また、排便に関わる動きとして蠕動運動と呼ばれるものがあります。
そこで、大蠕動と蠕動運動は同じなのか??または蠕動運動と大蠕動は別物なのか?
その点について調査してみました。
■蠕動運動と大蠕動は別物?その違いとは?
調べてみた所、蠕動運動は、食べ物が口から入り、胃や小腸により、消化された老廃物を大腸の伸び縮み運動によって移動させ、体の外に排出させる運動の事を言います。
一方で、大蠕動は基本的に蠕動運動と同じ働きをしますが、大蠕動は蠕動運動の約200倍もの速さで老廃物を体外から排出させる動きのようです。
蠕動運動は老廃物を送り出す速さが遅く、大蠕動は老廃物を体外に送り出すスピードが非常に早いという事です。
お通じが良い方は、大蠕動が一日に数回起きるとも言われております。
一方でお通じが悪い(便秘)の方は、蠕動運動のみで、大蠕動が起きないと言われております。
大蠕動・・・・老廃物を体外に送り出すスピードが非常に早い(蠕動運動の約200倍の速さ)
■大蠕動が起きるとお通じが良くなる!大蠕動を起こしやすくする方法とは?
このように、お通じをよくするためには、大蠕動を1日に数回起こさせると改善効果が大いに期待できます。
大蠕動を置きやすくする方法について調べてみると、非常に簡単に起こせることが分かりました。
それは、
と大蠕動が起きやすくなるようです。
例えば、夜8時に夕食を済ませた後、朝食まで8時間以上空ける事で、大蠕動が起きると言われております。
大蠕動は、胃と小腸が空っぽにならないと起きないと言われております。
胃によって食べたものを3時間かけて消化し、さらに小腸によって5時間かけて消化されるため、計8時間の時間を要します。
ですから、夕食後、お腹が空いて深夜12時ごろに夜食を食べたりすると、7時に朝食を食べた場合は食間まで7時間しか経過していないので、大蠕動が起きません。
そのため、便秘を治したい方にとって、深夜の食事はご法度という事です。^^;
■最後に
便秘を改善するには、
乳酸菌(ヨーグルトなど)を沢山取る
適度な運動を行う
ストレスを溜めない
睡眠をしっかりとる
など、様々な方法があります。
しかし、せっかくそれらの対策を行っても、深夜に食事を取ると、食間まで8時間空けにくくなり、大蠕動が起きなくなってしまいます。
勿論、上記の対策は非常に大切な事で、行うと便秘改善に非常に効果が期待できます。
それにプラスして、食間を8時間以上空けるように心がける事で大蠕動が起きやすくなり、相乗効果が期待できます。
何をしても便秘が改善されない方は、一度食事と食事の間を8時間以上空ける(水はOK)ことを心がけてみてはどうでしょうか?
そうすれば便秘改善効果が非常に期待できます。
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